河野外相の「戦争は外交の延長」発言について。

河野外相の「戦争は外交の延長」発言について。

まず、河野さんがどのような発言をされていたか、左派界隈の連中のツイートから引用したいと思います。

以下引用

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民進藤田「戦争をさせないことが、外交の最大の意味ではないかと思いますが、仮に戦争に至るといった場合は、外交の最大の失敗ではないかと思いますが、いかが」
河野「まぁ戦争と外交については、色んなご意見が古今東西ございます。今、藤田委員がおっしゃったようなことを言う方もいらっしゃれば、戦争と言うのは外交の延長であり、外交というのは戦争の延長なんだと言うことを申し上げた方もいらっしゃいます」

引用終了

続いて武内先生の解説です。

以下引用

河野外相の「戦争は外交の延長」発言について
これはクラウゼヴィッツを参照した発言であり、彼は「戦争は政治的行為であるばかりでなく、政治の道具であり、彼我両国の政治的交渉の継続であり、政治における手段とは異なる手段を用いてこの政治的交渉を遂行する行為である」と論じました。続

こうしたクラウゼヴィッツの思想に違和感を覚えたり、はっきりと反対する論者も一部にいますが、この思想は外交的手段によって戦争の烈度が無制限にエスカレートすることを防ぐことを正当化する意味もあり、広く見れば政府に対する軍隊の従属的役割を定める理論的根拠にもなっています。続

現代の戦争を指導するためには、エスカレーション管理が非常に重要であることは昨日のツイートで述べた通りです。
戦争が外交の失敗、破断とする見方は軍事と外交を切り離しており、かえって危険な思想です。戦争が勃発したからといって、事後の処理を全て武力に頼るべきではないことは明白です。終

補足、先ほどの引用とそれに関する詳細については、過去の記事で確認できます。ご参考までに。
学説紹介 軍事学者クラウゼヴィッツが政治を語った理由―戦争と政治の関係を知るために―

militarywardiplomacy.blogspot.jp/2017/11/blog-p…

引用終了

河野外相がクラウゼヴィッツの理論を理解していたそうで流石だな〜と思いました。左派側はこの発言で戦争は外交の失敗だろうが!などと騒いでいるそうですがねw

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